ネット世論、国際情勢などを冷徹に分析しながら政治的な議論をするブログです。
■■■スポンサーサイト
--/--/-- --スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
■■■安倍首相のアキレス腱
2006/10/11 Wed自民党
今日は安倍晋三首相の歴史認識について考察してみます。
安倍首相は歴史認識問題で従来の首相談話などを踏襲していますが・・・しかしです・・・

10月6日の衆院予算委員会で、岡田克也元民主党代表は安倍首相に対して政府がサンフランシスコ平和条約に調印し東京裁判(極東国際軍事裁判)を受け入れたこととの整合性をただすための質問をしました。

安倍首相は「(A級戦犯は)平和に対する罪と人道に対する罪で裁かれたが、その段階で作られた概念だ。日本の国内法的には戦争犯罪人ではない。」との見解を表明しました。


これは苦しい見解ですね。
1952年に日本政府は東京裁判の判決結果を受諾しましたから、今更このような理屈は海外には通用しないでしょう。
国際的に通用しない理屈が国内的に主要な理論として通用するとは思えません。
一部の少数派としての歴史観ならば別に構わないと思いますが、首相としての発言レベルとしては、これはどうでしょうか?


仮に安倍首相の発言が海外で報道された場合、日本政府のマイナスイメージにしかならないはずです。
もはや東京裁判のやり直しは不可能です。

戦争裁判ではなくて歴史の研究として戦争責任がどこにあるかもう一度考えるのは良いことだと思いますけどね。


それではここで岡田克也氏のホームページのメッセージから必要な部分を抜粋して引用したいと思います。


岡田かつやの週間ビデオメッセージ (10月6日号) 
○予算委員会質疑で財政再建や歴史認識などを安倍総理に問う


午後は東京裁判、A級戦犯の問題です。昨日の菅さんとの質疑の中で、河野談話あるいは11年前の村山談話といったことについて、「内閣としてこれを認めている」「内閣総理大臣としての自分も同様である」という言い方をされたわけですが、今日、A級戦犯、東京裁判について議論した感じは、官房長官のときに言われたのとほとんど変わらなかったなということです。

安倍さんが言われた、「日本の国内法においてA級戦犯は犯罪人ではない」というのは当然です。A級戦犯は“国内法”で裁かれたわけではありませんから。

しかし、では日本“国内”において犯罪人でないのか。安倍さんは犯罪人でないと言うわけですが、しかし東京裁判というのは日本が受け入れていますし、そして、独立後もサンフランシスコ平和条約11条で刑の執行をするということも受け入れているわけですから、これは当然犯罪人であるということになります。

そして、安倍さんが言われたように、A級戦犯の一部は赦免されましたけが、それは刑期が短縮されたということであって、刑あるいはその前段階としての、犯罪であるという事実認識がそれで消えたわけではありません。

私がここに非常にこだわって質問をしたのは、やはりリーダーとしての身の処し方といいますか、責任の取り方、こういう問題に直結するからです。

確かにあの時代、例えば私が日本国の指導者であったとしても、大変な困難を伴ったと思います。上手くやれたかどうかは分かりません。非常に国全体の経済状況も厳しかったし、そして政治家の命も狙われるような時代でした。

しかし、そういう中で、当時としては英知を尽くしていろいろと判断していったと思いますが、何かが欠けていたから、あの悲惨で愚かな戦争に突入し、アジアで、あるいはアメリカに対して、そしてもちろん日本国内も、多くの罪なき命を奪うことになったわけです。

やはり、そのことに対してしっかり責任を取るということがなければ、私は一体リーダーというのは何なのか、リーダーが取るべき責任とは何なのかということになると思います。

いずれにしても、安倍さんはほとんど、ここの部分については変わりませんでした。内閣として認めてきた文書についてはこれを認める、しかしその他のことは変わらない、こういうことなのかなと思って、今日は議論をしていました。

この点はなお、さらに議論していく必要があると思っています。




岡田氏の指摘は正しい事実認識ですね。
民主党及びその他の野党が安倍首相の歴史認識についてもっと深く追求していくと安倍首相に対する批判が国内だけでなく海外からも強まる可能性があります。

一国の首相という立場になってしまった場合、一個人の思想を犠牲にしてでも守らなければならない国益があるはずです。
そういう意味で当エントリーのタイトル名は『安倍首相のアキレス腱』としました。

今後の展開に注目したいと思います。


それにしても残念なことは、61年も前に終結した戦争の責任問題を未だにもめているということです。
いい加減そろそろ何とかならないものなのでしょうか??
一刻でも早く歴史認識問題の論争に決着をつけることを望みます!!

 
 
banner2.gif
(1日1回)クリックをお願いします。
 
 
スポンサーサイト

テーマ:安倍晋三 - ジャンル:政治・経済

トラックバック(0)+ +コメント(6)
極右評論の瀬戸弘幸様へ ≪ BACK ≪ HOME ≫ NEXT ≫ 日本は核武装するべきか?
私は恥ずかしいですが、政治については本当に全然わかっていません。でも共感したことは、歴史認識問題が早く解決したらいいということです。
2006/10/11 Wed URLぴょん#- [ 編集 ]
ぴょんさん
こんにちは★
政治はなかなか奥が深く、様々な政治勢力が民衆を惹きつけるために色々な言説を唱えています。
またマスメディア(特に新聞ですかね)は、自社の政治信念を広め世論を誘導しようとする傾向があるので、(ニュースや社説を鵜呑みにしないで)私たちは思慮深く情報分析をしないとダメだよと私なんかは思います。
ぴょんさんにも政治に対してもう少し関心を持って頂きたいと思うので、わからないことがあればどうぞ質問してください。
コメント、ありがとうございました。
2006/10/12 Thu URL青空 悠希#7C/zVFSk [ 編集 ]
歴史認識の共通は事実上不可能ですね。
中韓の歴史認識を改めろ!ってのは自分等が改竄した歴史を受け入れ永遠に謝罪しろってなもんですし。
中韓の根底には中華思想が…

各国によって歴史認識は違います。結局主観ですからね。
ですが、未だに歴史あーだこーだ言うのは中韓ぐらいでしょうか。
2006/10/13 Fri URLふさくま#n4jaW67w [ 編集 ]
ふさくまさん
う~ん、このエントリーは中韓の歴史認識VS日本の歴史認識という構図ではなかったのですが・・・
まぁ、ふさくまさんのおっしゃることは私も同意しますよ。
2006/10/13 Fri URL青空 悠希#7C/zVFSk [ 編集 ]
すいませんorz記事を流し読みしていたもので・・・
安倍総理の認識は戦後衆議院で出された「戦争犯罪人の名誉回復」に基づくものだと思います。
そもそも東京裁判の扱いが難しいですからねぇ・・・。事後法的な部分もありますしね。
岡田さんの言うように国内法で裁かれたわけではないですからねぇ。

確かに過去との決別は重要ですが、今現在国内の歴史問題でごたごたして相手を利するのは国益を守るべき政治家としてはどうかと思います。
個人的には安倍さんの言うように政治家が判断するのではなく歴史研究の方が決着を付けるのがいいかと思います。
2006/10/13 Fri URLふさくま#n4jaW67w [ 編集 ]
ふさくまさん
こんにちは、どうもです!

>確かに過去との決別は重要ですが、今現在国内の歴史問題でごたごたして相手を利するのは国益を守るべき政治家としてはどうかと思います。

そうなんですよね。
野党(今回の場合は民主党ですね)も安倍首相を攻めながら結果的に日本政府のイメージを悪化させる質問をあえてやっていると言えるわけです。
しかしそれに答える安倍首相も苦しい弁明であったと私は考えます。

だから「こんなこと」と軽く扱う問題ではないことはわかっていても、早く政治的論争に終止符を打つべきだろうと私は言っているわけです。
歴史研究としては重要な研究テーマだと私も思いますよ。
2006/10/14 Sat URL青空 悠希#7C/zVFSk [ 編集 ]

管理者にだけ表示を許可する
HOME
プロフィール

 青空 悠希

Author: 青空 悠希

国際情勢や世論などを冷徹に分析しながら皆さんと政治的な議論をするためのブログです。合意形成を図るため「右翼」とか「左翼」という用語の使用はなるべく避けたいです。


banner2.gif
↑クリックを(1日1回)お願いします★

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム
ブログ内検索
RSSフィード
リンク

 
 
 
 
 
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。